文部科学省の「宇宙ワンダー」アプリ
お堅いイメージの文部科学省が、そのホームページで、子供向け科学解説アプリを出している。
その名も 「○○ワンダー」
NHKの うんちく番組「ワンダー×ワンダー」の、子供版みたいな・・・
今回、深海ワンダー、南極ワンダーにつづき、宇宙ワンダー
http://www.mext.go.jp/wonder/space.html
が出た。
今回のワンダーは、主人公が、「種子島宇宙センター」を訪れ、生まれたばかりの人工衛星用のロボット「サテラ」といっしょに、ロケット打ち上げミッションに参加する、という動画解説アプリ。
糸川英夫博士のペンシルロケットから始まったロケット開発の歴史映像や、
地球の重力と釣り合い、地上へ落下せず、(人工)衛星となれる速度「第一宇宙速度」
の解説等、大人でも、ちょっと、ためになりそうな内容も。
政府も、税金で こんなアプリをつくってたんだなあ・・・と、「へぇ~へぇ~」 な、 トリビア体験でした。
・・・民主党 蓮舫(れんほう)参議院議員に、事業仕分けでばっさり切られそうな(^_^;)
でも、科学予算を、目先の費用対効果(コストパフォーマンス)をたてに、カットしないで欲しい。
科学、技術開発は、子育てと同じ。子供も、短期的に見れば、何も生み出さない、金食い虫でしかない。生まれて数年から十数年は、費用対効果は、マイナスである。たまに、癒しをくれるけど・・・。しかし、長い目で見れば、大人になって、いろんな物やサービスを生み出し、元が取れる。
科学も同じ。短期的に見れば、実験、開発は、ただの金食い虫。でも、それをしなければ、将来の効果は生まれない。今、アメリカの自動車ビッグスリー(GM、フォード、クライスラー)が、破綻状態なのも、次世代の、低燃費、ハイブリッド、電気自動車開発をおこたり、目先の短期的な費用対効果の売り上げ業績ばかり追ってきたからである。
スポーツだって同じ。目先は、何も生み出さないように見えるが、それをすることによって、長期的に見れば、心身ともに健康になり意欲も出て、結果、医療費を減らし、生産性を上げることができるのである。
物事は、子育てと同じような、長期的視点で見ることも大切だと keme は思うのです。
企業の年功序列は、弊害もありました。だからといって、短期的な成果主義年俸制の会社がよいかと言えば、結局、単年度の売り上げばかりを追うことになり、成果が現れるのが遅い開発投資をしなくなり、ビッグスリーやリーマンブラザース破綻のような破滅の道をたどると思うのです。さらに、短期的成果主義は、自分の成果だけを追うこととなり、社内の助け合いがなくなり、足の引っ張り合い、上司(評価者)へのおべっか、手柄の横取りが起こり、会社全体がギスギスし、活力がなくなってしまいます。
・・・なんちゃって・・・かたいっ!(^_^;)
ps
このアプリ、古いパソコン(CPUが遅く、メモリーの少ないパソコン)だと、動画がまともに表示できないかも・・・けっこう重い(-_-) Core 2 Duo や、Intel Mac クラス以上なら問題ないと思いますが。
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