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2007.04.16

「ココログ」開発者の苦労

私も使っている(今、書き込んでいる)、ブログサービスココログ、それは、大手インターネット・サービス・プロバイダー(ISP)のニフティ(@nifty)が、他社に先駆けて開始したブログサービスである。

・・・その裏には、ココログ開発者、伊藤直也がいた・・・
彼がいなければ、ニフティが真っ先にブログサービスを始めることは無かった。
このサービスを開発し、始めるにあたって、社内の無能で先の読めない上司たちに、何度パワポ(プレゼンテーション・ソフトのパワーポイント)でプレゼン(プレゼンテーション:提案)しても「こんなの、金にならない」「実績がない」と、稟議が通らなかった。思いあまって、社長に直談判して、ようやくブログ(当時は、ウェブログと言ったが)の企画が通ったそうだ。結果、現在のブログブーム!
ココログの成功を見て、どこのISPも、真似してブログサービスに飛びつき、でっかい一大ビジネスになっている。もし、上司の言うとおりにブログサービスを断念していたら、今の @nifty の柱「ココログ」はなかった。どこでも大企業の上司は、実績のない新しいことはやりたがらない、他社で儲かってるからウチも・・・といった、保身が命って人が多いようである。
・・・彼のような、優秀で、莫大な利益をもたらすような人は、大企業ではなかなか評価されないものだ。

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0508/18/news023.html

「なにもしないことこそがリスク」
常に自分をスキルアップさせなければ。会社の言うとおりだから、決まりだから、言われてないから、うちの仕事じゃない・・・などと、責任逃れな仕事の進め方ばかりではスキルアップしないし、上に立つ資格もない。
でも、今までの年功序列では、そう言う人が、上に立ってしまい、「過去に経験、実績がないから却下」「ウチの仕事じゃないから関係ない」などと、今までのことにしがみつき、会社を傾かせてしまうことが多かった。
過去のヒット商品「ソニー トリニトロン カラーテレビ」、そういう保身命の上司が「今、トリニトロンが売れているんだから、薄型テレビの開発なんて必要ない」、と、開発者の提案を却下しているうちに、時代は薄型テレビに移行、結果、出遅れて傾いてしまったソニーのような例を挙げるまでもなく、保身、保守、過去に実績があるか?が判断基準の人が、決定権のある立場にたってしまうと、会社は市場の空気やニーズを読めず、小回りが効かなくなり、傾いてしまう。
何のための、なにが目的の決まりか? 何が(自社の都合でなく)お客様に本当に望まれていることか? を意識に置き、惰性でなく常に新鮮な気持ちで仕事をしなければ。

・・・ということが、なかなかできてない自分 orz ←(膝と手をついて、がっくりうなだれているさま。
_| ̄|○ もあり)


ココログ開発者 伊藤直也氏
「何が仕事のヒントになるか分からないから、おもちゃだって持ち込み自由。ライトセイバーは社内に2本常備」
2_1
整理整頓、不要物や当面使わない物は捨てる・・・みたいなのが会社のためだとか、いいとか思っている会社人間が多い中、自分の道を、ちゃーんと心得ている。

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コメント

ココログ開発者 伊藤直也氏に反対した無能上司たちが懲戒解雇されたとかいう後日談があると感動するんだけど。。。。

投稿: kame2 | 2007.04.19 17:18

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