ホリエモン実刑判決?不公平では?
え~新聞によりますとぉ~・・・(ウィークエンダー風…古っ!)
ライブドア事件で、証券取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載、偽計・風説の流布)の罪に問われた前社長・堀江貴文被告(34)の判決が16日、東京地裁であった。小坂敏幸裁判長は、堀江被告に懲役2年6月(求刑・懲役4年)を言い渡した。 堀江被告は、
<1>ライブドアの2004年9月期連結決算で、自社株売却益約37億6700万円や買収予定2社の預金など15億8000万円を売り上げに不正計上し、約3億円の赤字を約50億円の黒字に粉飾した有価証券報告書を提出した
<2>関連会社の企業買収や決算を巡り、04年10~11月に虚偽の情報を公表した
――として起訴された。 検察側は、堀江被告を二つの事件の首謀者としたが、堀江被告は起訴事実を全面否認し、弁護側も「自社株売却益の売り上げ計上は違法ではなく、仮に違法でも被告に犯意はなかった」などと無罪を主張していた。
[読売新聞]
法律ドシロウトの私の感想・・・他の同様の証券取引法違反事件と比べて、刑が重すぎるのでは?
「はるかに巨額(300億)で手口も悪質な日興コーデイアルは?上場廃止にもならず、逮捕者も出てない」
カネボウ、西武、日興コーディアル・・・同種の犯罪なのに、ライブドアだけ「上場廃止+実刑判決」では、不公平だと思うのだが。
裁判官は、マスコミに判決を左右され、見せしめのために、同種の犯罪より量刑を重くしているように見える。
既成の慣習を破って、新しいしくみをつくる、というホリエモンのやってきたことはすべて悪いこと、若い者は素直に年寄りの言うことや不合理な慣習に従い、長いものには巻かれた方がいい・・・と言っているようにも聞こえる、不快な判決だ。
だいたい、株の損得は、自己責任であって、損したから賠償しろ!ってのは、いかがなものかと。
株の取引なんて、粉飾決算も想定の範囲内でやるべきだと私は思うのだが。「儲かるっていうから買ったら損をした。補償しろ!」なんて人は、株に手を出してはいけないと思う。
http://www.j-cast.com/2007/03/16006237.html
橋下徹弁護士は07年3月16日、テレビ朝日系「スーパーモーニング」で、「バランスを欠いた判決だ!」として、こう吼えた。
「僕はもう失望しました。司法というのにね。利得に注目するのなら詐欺罪でもなんでもやればいいわけで、(罪に問われたのは)有価証券報告書の虚偽記載ですよ。政治資金収支報告書の虚偽記載はどうなってるんだ、ということですよ。世の中、バランスがあって、こんな事で、実刑で、しかも、反省の態度がないと言っているが、否認して争っているわけで…。(罪を)認めないと執行猶予がつかないと言うのなら、冤罪事件は山ほど出る。刑の均衡を見て、しかも社長を辞任しているわけですから、再犯ってないわけですよ。世間になびいてるとしか思えない」
・・・やっぱり、世の中の本音は
「上に逆らうから、こうなるんだよ。利益誘導したり、天下りを積極的に受け入れたり、そういうことをやっていかないと企業は生き残れないのさ」
ってことなのか。あーやだやだ(-_-)
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