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2006.09.28

小泉純一郎 最後のメルマガに思う

小泉純一郎氏から、首相として最後のメールマガジンをいただきました・・・


小泉内閣メールマガジン 第250号 ===================== 2006/09/21

★☆ 小泉内閣メールマガジン最終号 ☆★

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[らいおんはーと ~ 小泉総理のメッセージ]

● 5年間ありがとうございました

 小泉純一郎です。
 5年前の6月から始まったこの小泉内閣メールマガジンも、今週が最後になります。就任以来、毎日、総理大臣の職責をいかに果たしていくかを考えながら、
「天の将(まさ)に 大任(たいにん)をこの人にくださんとするや
     必ずまずその心志(しんし)を苦しめ、その筋骨を労せしむ。」
という孟子の言葉を胸に、全力投球してきました。
 話し合ったり、相談したり、専門家の知恵を借りたりすることは必要ですが、重要な決断は一人でしなければなりません。時には、友情や好みを捨てて非情にならなければならないときもあります。
 24時間公人として、何かあったらいつでもすぐに対応できるように、5年間精一杯努力してきました。この間、メルマガ読者のみなさんをはじめ多くの国民から、あるときは厳しいご批判を、あるときは暖かい激励をいただきました。みなさんからの声がどんなに励みになったかわかりません。
 就任直後の所信表明演説で、私は「わたしに課せられた最重要課題は、経済を立て直し、自信と誇りに満ちた日本社会を築くことです。同時に、地球社会の一員として、日本が建設的な責任を果たしていくことです。」と訴えました。
 民間や地域の方々が「痛みに耐えて」改革に取り組んだおかげで、日本経済も回復軌道にのり、人々は自信を取り戻しはじめたと思います。日本政府は、日米同盟と国際協調を外交の基本に、国際社会の責任ある一員として世界の平和と安定のために努力してまいりました。
 一人の平凡な人間がここまでやってこられたのは、多くのみなさんのご支援、ご協力があったからこそです。
 徳のある人は才能がない、才能ある者は徳がない、といわれますが、私は自分では気の弱い普通の常識人だと思っています。ただ、いつも何かに守られている、運がいいな、と思いながら、何とか頑張ってきました。
 昨日、安倍晋三さんが自民党の新しい総裁に選ばれました。安倍さんは、メルマガの初代編集長。小泉内閣の官房副長官、自民党幹事長、幹事長代理、そして官房長官として、ずっと改革を支えてくれた、気心の知れた方です。26日に新しい総理大臣が選ばれる予定です。私は、総理を退いた後は一国会議員として、新総理を控えめに支えていこうと思っています。
 現在の私の心境を短歌に託してみました。
 「ありがとう 支えてくれて ありがとう 
             激励 協力 只々感謝」

 メルマガ愛読者、そして国民のみなさん、5年間ありがとうございました。
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小泉さん、お疲れ様でしたm(_ _)m 
・・・最後の短歌は、ひねりが無くいまいちでしたが(^o^)
大局的には、「民でできることは民に任せる」「郵政三事業民営化」を筆頭に、いままでの、既得権益保守、一部利益団体のためだけの政治、族議員政治に、万難を排してストップをかけた功績は大きかったと思います。まさに、命がけの仕事だったと思います。
 でも細部を見れば、規制緩和、自由化をいいことに、社会的責任感の薄い民間企業が、正社員をリストラ→同じ仕事を給料半分以下のアルバイトや派遣社員にやらせ、人件費を削減する・・・という悪事のため、一億総中流→格差社会 となってしまった副作用もあります。全く同じ仕事、同じ責任を負わされながら、正社員との給料は2倍以上違う・・・フルタイムで働いているのに貧乏・・・まさにワーキングプア時代が来てしまいました。利益のためなら、最低限の給料さえ払わず人権を踏みにじる悪徳企業。これを取り締まる政策が必要です。
彼らには、長期的な「給料カット→購買力が無くなる→自社の商品が売れなくなる→自分のクビを締める」という悪循環がわからず、目先の短期的な「給料カット→収益アップ」にしか目がいかない。
高度な技術を持ち、日本の技術を支えている中小企業、町工場を、大企業(親会社)は食い物にし、前年度比1割減などを、毎年押しつけ、日本が世界に誇る、素晴らしい技術者に1日15時間も働かせながら生活保護以下の生活を強いる・・・
昔は、手に職さえあれば食っていけると言われたが、今じゃ、人件費5分の1の中国労働市場と値段を競わせられ、技術があっても食っていけない。親会社では、金勘定しかできない経理屋だけが偉くなり、技術の違いを見分け、その付加価値にお金を払うという目をもった、技術者は偉くなれない(決定権がない)現実。
資源の少ない日本は、技術立国を目指すべきなのに、マネーゲームのうまい人だけがもてはやされ、偉くなる。
結果、日本の世帯の10分の1・・・400万世帯が、ワーキングプア・・・フルタイムで働いているのに、収入は生活保護以下。
次期首相の安倍晋三さん、頼みますよ! 「再チャレンジ担当大臣」「イノベーション担当大臣」等を新設し、やる気はあるように見えますが・・・
「技術者が偉くなれなければ、日本の将来はない!」

http://www.kantei.go.jp/
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%97%E3%82%A2

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コメント

資源の少ない日本は、技術立国を目指すべきなのに、マネーゲームのうまい人だけがもてはやされ、偉くなる。
→これを推進してたのは、小泉政権ですよ。誰がどう金儲けしようと動く金は、積もる配と同じ。それを外資に緩和したら日本人の取分が減る。どこの企業だって精一杯。経済にも国境が必要なのは誰でも承知だが、それを民間企業の能力や責任と押付けて自分は良いとこ取りで引退なんて・・・まさに公務員の象徴。

投稿: | 2006.09.28 21:01

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