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2006.08.05

プール排水溝吸い込まれ死亡事故

最近のニュースより・・・近くで起こった事故・・・

 埼玉県ふじみ野市の市営「ふじみ野市大井プール」で同県所沢市の市立小手指小2年、戸丸瑛梨香(えりか)さん(7)が死亡した事故で、ふじみ野市とプールの管理運営業務の委託契約を結んでいた 「太陽管財」(さいたま市)が、ふじみ野市に無断で別の会社と業務の下請け契約を結び、プールの管理を事実上「丸投げ」していたことがわかった。同市が1日、記者会見で明らかにし、契約違反による処分を検討するという。
 太陽管財の斉藤敏雄社長も同日、記者会見し、「瑛梨香さん、本当にごめんなさい」と涙ながらに謝罪し、業務をスポーツ施設運営会社に任せていたことを認めた。しかし、事故当時の様子や原因については「この会社の現場責任者と話ができていないので答えられない」と繰り返すなど、事故責任の所在はあいまいになったままだ。
 市などによると、下請けに入ったのは「京明プランニング」(さいたま市)。両社は6月9日にあったプール管理業務の指名競争入札に参加し、太陽管財が落札。同19日に1100万円で契約した。その後、下請け契約を結んだ。その結果、事故当日にプールで勤務していたアルバイト監視員13人は、すべて京明社が雇っていた。
 太陽管財の説明では、同社がプールの管理運営を始めたのは92年ごろで、最近では少なくとも5、6年は連続して受注しているという。
 この間、ずっと京明社に下請けに出していたといい、斉藤社長は「信頼している協力業者で安全管理については常に協議している」と話した。吸水口に対する危機意識について、「(下請け会社の)現場責任者に任せていた。それは私のミスだと思う」と説明した。
 県警によると、事故があった7月31日の事情聴取で、京明社の社員(36)は「太陽管財の社員だ」と身分を偽っていたという。1日になって、下請け会社の社員であると認めたという。
 市は1日、太陽管財から「丸投げ」の報告を受けた。委託約款に「市の承諾を得ない限り、再委託してはならない」とあり、契約違反になるという。島田行雄市長は「ゆゆしき問題。契約不履行により、処分を検討したい」と話した。
http://www.asahi.com/national/update/0801/TKY200608010523.html

あとでわかったが、監視員アルバイトで、義務づけられている救急講習等を受けている者は、ひとりもいなかったそうだ(^^;)
官がつくって民が運営する、PFI事業なども、そんな手抜きが横行しそうな予感・・・
ふじみ野市の担当職員は、「私らがチェックに行ったら、業務委託した意味がなくなる」だそうだ。何言ってるんだ?こいつは?民間なら、上がそんな無責任なこと言ってたら、クビが飛ぶ。
 排水溝の蓋を留めるボルトがなくなり、針金で留めていたが、消毒用塩素で腐食し、切れてはずれたとか。
業者は、今シーズン開業時に針金で縛りなおしたって言うが、プールの塩素濃度くらいでは、1ヶ月で針金が切れるなんて、考えにくい。
先シーズンからそのままだったのでは?監視員に救急蘇生講習を受けた人など1人もいないどころか、泳げない監視員も何人もいたそう。
せめて、どっかの水泳部の部員を雇うとか、すれば・・・
でも一番悪いのは、私らには責任はない、と、管理を委託しておきながらうそぶいている監督不行届の市職員だろう。
この丸投げ無責任体質は、お役所のデフォルトか?

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