ユーミンの「ひこうき雲」と、拓也の思い出
ユーミンの「ひこうき雲」を久しぶりに聞いて思い出したこと・・・
この歌は、若くして亡くなった人の命を、はかない「ひこうき雲」にたとえて歌ったものである。中学、高校と、荒井由実の歌(卒業写真、あの日に帰りたい、やさしさに包まれたなら等)は、ラジオでよく流れ聴いていた。男子校で、受験勉強と体操部の練習での疲れを、なーんか癒してくれる歌だった。当時は、ラジオ全盛、BCLブーム。
「かぜ耕士の たむたむたいむ」
http://www.din.or.jp/~kkoji/
「大石吾朗の コッキーポップ」
「オールナイトニッポン」
http://www005.upp.so-net.ne.jp/sakana/bcl.htm
・・・この頃は、いい歌だなあ、くらいだったのだが、あらためて最近聞いたら・・・
大学の時のスケート部の後輩「拓也」の顔が浮かんだ。
彼はまじめなやつだった。真面目すぎて、空気の読めないやつだった。私のことを、とってもしたってくれ、教えたことを一生懸命練習して筋力もつき、スケーティングは、かなーりうまくなった。高田馬場シチズン スケートリンクにロシアから来ていたルイシキンコーチや、森山先生にも、褒められていた。彼は、入部してきた女の子の一人を好きになった。でも、人間関係に、不器用なやつで、その気持ちを伝えられないまま、柱の陰から、彼女をみつめてたりした。その視線に彼女が気づき、気味悪がり、仲間の女の子たちが、拓也を責めた。
純粋な彼には、告白する前にふられただけでなく、彼女につきまとったことをみんなから責められたショックは耐えられなかった。大学の校舎の10階から空へ、はばたいてしまった・・・
一番近くにいた私は、何かしてやれることはなかったのか!と思っても、あとの祭りだった。
そんな拓也と、この「ひこうき雲」の歌が重なってしまい、ぐっと胸が詰まった(;_;)
実体験と歌が重なると、「いい歌だなあ」では済まなくなる。心がえぐられる(>_<)→(T_T)
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